流動性リスクについて

流動性リスクとは、換金を望んだ際に、それを換金するまでに時間がかかるリスクのことをいいます。
または、市場において取引高が少ないため、株式や債券などを換金しようと思った時点で、スムーズに売却できなかったり、
希望した価格で売却することができなかったりするリスクのことをいいます。

流動性リスクというのは、投資の中でも重要なリスクのひとつで、投資をする場合には考えておく必要があるリスクでもあります。
つまり簡潔に言えば、売れないリスクということです。

例えば、株式投資の場合、流動性が低い銘柄というのは、出来高のないものということになります。そして出来高がないということは、
希望した価格で売却をしようとしても、買い手がつかないというパターンに陥ることは、高い流動性リスクといえます。
そしてそれを避けようと無理に現金化しようとすれば、希望する価格よりも低い価格でしか現金になりません。つまり損をしてしまうことになります。

また債券の場合は、上場する国債等を除き、全体として流動性は高くはありません。
そして銀行の定期預金も同様で、満期まで待てば何の問題もないのですが、事情により満期前に無理やり解約する場合には、
ペナルティ金利が適用されることになります。そして受け取った普通預金金利とペナルティ金利との差額金が、損失となります。

つまり流動性が低い銘柄というのは、下手に換金しようとすれば損をしてしまいます。
また流動性が低すぎるために、換金すらできないという自体も無きにしも非ずですから、投資をする場合にはこの流動性リスクも、
きちんと把握することが重要となります。

流動性とは経済学的には、投資商品などがいかに換金しやすいか、そして交換しやすいかということを示す言葉で、
流動性が高い場合は、換金性も高いということになります。
一般的には、すぐに現金化することができる普通預金は、流動性が高く、一方で土地や不動産といった換金までに時間がかかる投資商品は、
流動性が低いと言われています。